複数の金融機関やポイントをまとめて管理できる、マネーフォワードに代表されるアグリケーションサービス。便利ですが、無料では口座連携数が4つに限られています。
そのため、連携数の制限がないお金のコンパスを利用していた方も多いでしょう。
そのお金のコンパスが、2024年6月末でサービス終了を発表しました。無料で使いたいので、乗り換え先を検討しなければなりません。
口座連携数の制限なくアグリゲーションサービスを無料で使うには?
同様の無料でサービスを使うなら、選択肢は以下になってしまいます。
・他のアグリケーションサービスや家計簿アプリを利用する
・金融機関・特定サービス向けマネーフォワードを複数利用する
もともとzaimは使用していますが、資産管理はいまいち対応口座が少ないし、楽天家計簿は口座連携無制限ですが、FXやクラウドファンディング系が入っていないなど、対象口座が少なめでした。
乗り換え先①三井住友信託銀行のスマートライフデザイナー
https://www.smtb.jp/personal/app
金融機関・特定サービス向けマネーフォワードも利用していますが、やはりまとめて資産管理したいものです。
そこで落ち着いたのが、三井住友信託銀行のスマートライフデザイナーです。三井住友信託銀行の口座がなくても、無料で利用できます。
スマートライフデザイナーは、お金のコンパス同様に口座連携数無制限、かつお金のコンパスにひけを取らない使用感です。(中身はマネーフォワード系です)
本家マネーフォワードに比べると対応金融機関は少なくなりますが、資産系はある程度網羅されている印象でした。
そして、更新も早いです!
また、お金のコンパスにはなかった、アプリ資産登録が可能です。本来は、生命保険・不動産の資産内容を手動入力するものですが、変動の少ない資産なら適当な名前を付けて代用できます。
例えば、東京スター銀行の定期預金・仕組預金は、現状残高取得に対応していないのですが、一旦生命保険として登録をしています。資産的な保険加入がなければ、支障ありません。
ただし、本家で同期可能な一部資産に対応していないことがデメリットです。
特に自分の環境では、ねんきんネット、iDeCo(SBI)に対応していないために、将来的な資産状況を確認しづらい状況でした。
乗り換え先②OneStock
https://www.nomura.co.jp/onestock/lp/main.html
OneStockは、野村証券が提供しているマネーフォワード系のアグリゲーションサービスです。証券口座を所有していなくても利用できます。
OneStockは資産管理に特化しており、銀行、証券、暗号資産・FX・貴金属、投信、年金については本家マネーフォワードと同じ金融機関と連携しています。
しかし、電子マネーやクレジットカテゴリ、サービス系(クラファンなど)の対応がありません。。
クラファン系にも資金を入れていますし、クレジットカードを多用するため、これは意外と困る点で、メイン使いにはできませんでした。
なお、OneStockでは手動資産の管理を別途行えます。生命保険や不動産で代替することなく、「手入力の資産」という項目があります。
普段の資金はスマートライフデザイナー・年金のみOneStockの併用がおすすめ
結局、両者一長一短のため、普段の資金はスマートライフデザイナーを使用し、年金資産のみをOneStockで管理することに落ち着きました。不動産や生命保険なども、OneStock側で良いのかなと考えています。